トンネル路地を抜けた奥にある小さな町家を改修するプロジェクト。
光の届きにくい1階に水回りと寝室を配置することで落ち着いた空間とし、2階は天井の高さを感じられる明るいLDKとして計画した。
光のあたり方により豊かに表情を変える襖を、1階は土間と寝室の境界に、2階はリビングとダイニングの境界に設え、開け閉めすることによって空間の重なりや奥行きを自在に調整することができる。
2階の畳小上がりに佇むと格子越しに表の路地を見通すことができ、京都の路地奥の空気を感じられる住まいを目指した。
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所在:京都府京都市東山区
用途:住居(改修)
構造:木造/ 2 階
延床:53 ㎡
竣工:2025 年12月
施工:アーキスタイル
襖製作:野田版画工房
写真:amu photograph/吉田祥平

トンネル路地の奥にひっそりと佇む 外壁は黒漆喰塗り

玄関から奥の庭まで、路地からつながる通り土間

落ち着きのある寝室 収納と洗濯機置場の建具は格子戸としている

寝室に彩りをあたえる4枚建ての襖 時間帯によって表情を豊かに変える

襖を開けると土間とつながる

見る角度によってきらめきが変化する

夜の静けさの中に差す月明かりが表現されている

階段下の小さな書斎スペース

庭にも光が届くよう半透明とした庇

通り土間から玄関をみる 左側の襖を開けると寝室とつながる

表と裏で空間の表情ががらっと変わる 一日のはじまりを告げる日の出の光が表現されている

コンパクトにまとめた水回り空間

階段の踊り場から玄関を見下ろす 正面には畳小上がりの空間がみえる

天井が高く明るいLDK 大胆な柄の襖が空間に映える

襖を開けると奥のリビングへと広がる

襖を4枚とも引き込むことで、一体の空間として使うことができる

ゆったりした余白の中に印象的な存在感をもつ仰ぎ松のモチーフ

光の移り変わりにより表情が変化していく

リビング側はやわらかい空気のような繊細なグラデーションを施した襖により、空間に奥行をもたせている

雨上がりに差し込む光のような、やわらかな表情

畳の小上がりからは表の路地が見通せる 小さなこもれる居場所

畳小上がりからLDKと階段吹き抜けをみる

畳小上がりの建具を開くと階段の吹き抜けとつながる

夕景

路地の奥に明かりがともる

