路地の途中にひっそりと佇む小さな町家を改修するプロジェクト。
路地をそのまま引き込むような前庭を抜けると、路地の雰囲気を格子越しに感じられる部屋、奥庭に面した静かな部屋とコンパクトな水回りが続く。階段をあがると天井の高さを感じられる明るい板間と小上がりの畳間が並んでいる。
それぞれの部屋に明確な用途を決めすぎないことで、住まう人に合わせて自由な使い方ができる空間を目指した。
-
所在:京都府京都市上京区
用途:住居(改修)
構造:木造/ 2 階
延床:55 ㎡
竣工:2026 年1月
施工:アーキスタイル
写真:Ichiha/阿萬田嘉之

細い路地の途中にひっそりと佇む 外壁は黒漆喰塗

玄関扉を一歩奥に設けることで、路地がそのまま引き込まれる

扉を開くとそのまま石敷きの前庭が続いている

振り返って表の通りをみる

トップライトから前庭に光が差し込む

格子越しに路地の生活が感じられる

前庭から二つの部屋をみる

裏庭に面した静かな部屋 格子戸の奥には洗濯機置場と収納がある

階段を上った先には明るい2階の空間が広がる

扉を両側に引き込むことで一体の空間として使うことができる

必要に応じて扉を閉めて部屋を分けて使うこともできる

杉板貼りとした小さな収納小屋により、ゆるやかに空間の境界が生まれる

ワーロン貼りとした建具越しに階下の気配が伝わる

畳間に腰掛けて格子窓から見下ろすと路地の暮らしが感じられる

小さいながらも奥行の感じられる空間

夕景 格子越しに内側の明かりが路地へと漏れ出す

